スターリング
被災地を見て我々に出来る事・・・・は 何か
2011年04月06日
道路が凸凹していたので車を固定する金具が緩み、何度か調整
する程でした。
と、そこには今にも崩れてきそうな高速道路、その奥には永遠にがれきの山
御客様の住む名取市に入り仙台東部有料道路を挟み
不思議な事にも気付きました。走行している海側は海岸から３〜４キロ
程の内陸までもが地獄絵のような状態なのに、
山側は畑を耕すトラクターや子供が学校から帰宅する姿、洗濯物を干す家々が立ち並び
納車させて頂いた御客様から聞く事によると有料道路が高い津波を
せき止めとの事でした・・。
地震のあったのが１５時前で会社勤めの方は早めの時間に
帰途についたそうで、それが渋滞を呼び渋滞の列に津波が
襲ったと聞きました。
自分の大切な車を置き去りにして避難する事は、仮に私がその状況下に
置いても出来なかったのではないかと思います。
宮城県は弊社でも過去に多くの車をお納めさせて頂いており、
以前見た景色が変わり果てた姿になっておりました。
自衛隊の方や警察官が泥まみれになって懸命な捜索をしている姿・・・
家を被災されたであろう方ががれき片付けている姿・・・
たくさんのボランティアの方が復興に向けてお手伝いをしている姿・・・
また一方では普段と変わらぬ元気な様子で振舞っている住民の方達・・・
自分達が見たのはほんの一部でしかなく偉そうな事も言えませんが、
必ず何かお役にたてる事がしたく、帰りの道中では考えさせられました。
３週間程、経過した名取市には営業を再開しているお店さん、
そして我々と同様の中古車屋さん、複数の売約済みの札を見て
復興に向けて前向きに生活をしている人々に逆に元気を頂きました。
まだまだ多くの方が避難生活を強いられていて
実際には支援物資も届かずに苦しんでいる方、
また震災でご家族の方が命を落とされてしまった方などの事を思うと
胸が詰まります。
人と係りのもつ仕事ですので、私共に今、出来る事を誠実に頑張っていこうと
思いました。
被災地への遠方納車費用を無料にさせて頂きます。
これにはもちろん限界もあり、どこままでが被災地であるかと判別も
非常に難しいとは思います。
微力では御座いますが何か出来る事はと考えた結果です。
お困りの方などがいらっしゃいましたら、御依頼下さい。
出来る限りの対応をして参る所存で御座います。